SNS運用代行の依頼を、ご検討中の方へ。
Webマーケティングの「壱万円顧問」を提供している荒井と申します。
当記事では、SNS運用代行が売上アップに繋げることができない現実をお伝えします。SNSの直近の実績としては、東京都大田区の外郭団体「公益財団法人大田区産業振興協会」でSNSのセミナー講師を務めており、少しは参考になると思いますので、ぜひ最後までご覧いただけますと幸いです。
SNS運用代行は2パターンある
大きく分けて、SNS運用代行を発注する意図は2パターンあります。
- 認知拡大によって、フォロワーを増やし、売上アップしたい
- 面倒な投稿作業を代わりにやってもらう
後者においては特に問題ないので、そのまま、比較的低価格のSNS運用代行や知り合いの会社に依頼するとよいでしょう。お互いにハッピーな結果が待っています。
しかし、前者において、SNS運用代行を依頼する場合、お互いよくない結果が待っています。現実的に、SNS運用代行だけで、売上をアップさせるのは不可能だからです。これは、インスタであろうと、Xであろうと、TikTokだろうと変わりません。
SNS運用代行が売上アップに繋げることができない理由
SNS運用代行が、売上アップに繋がらないのは、論理的に考えれば、理解できます。
主に、以下の理由があります。
- 安すぎる運用代行の限界
- バズっても意味がない
- フォロワーを増やしても意味がない
安すぎる運用代行の限界
バズってフォロワーを増やすためには、毎日投稿が必要です。もちろん、投稿のクオリティも重要ですが、毎日投稿すればするほど、アカウントの評価でカバーできるので、投稿のクオリティを落とすことができます。逆に投稿頻度が少ないアカウントほど、より高いクオリティが求められます。
この前提のもと、安すぎる運用代行に依頼したところで、バズることはできません。仮に、月に5万円で、10投稿してもらったところで、何も変わらないです。支援側からしたら1投稿5,000円ですから、1、2時間で作らないと、採算があわなくなります。1、2時間で作れるコンテンツなんてたかが知れています。
よって、安すぎる運用代行に依頼しても、多くが無風で終わってしまうでしょう。支援側が結果を出しているように見せるとしたら、レポートでごまかすか、いいね周りやフォロー周りでフォロワー数を伸ばし、「認知拡大につながっています」と伝えることになるはずです。当然、豪華なレポートを出されても、売上にはつながりませんし、いいね周りやフォロー周りでフォロワーを増やしても、意味がありません。
バズっても意味がない
「バズらせて、フォロワーを増やす」という意味では、月に30万円で、30投稿してくれるような運用代行なら、可能性はあります。1投稿の単価から換算して、投稿のクオリティは高くできませんが、毎日投稿による高いアカウント評価でカバーできるからです。
しかし、バズったからといって、商品やサービスが売れるようになるわけはありません。バズというのは、ある意味で大衆ウケのコンテンツで起こりやすいので、商品やサービスに興味がない人も多く混ざってきてしまいます。
裏を返せば、全く知らない会社の商品やサービスには、誰も興味がないので、そもそもバズりにくいですし、バズるコンテンツはバズるコンテンツで、見込み客以外を引き連れてしまうというジレンマを抱えています。
バズったら、売上があがると思ったら大間違いです。月に30万円30投稿して、仮にバズったとして、毎月30万円以上の利益が出るケースはほとんどないでしょう。
フォロワーを増やしても意味がない
また、バズと同様にフォロワー数を増やしても、意味がありません。「フォロワーが10,000人いたら1%が買ってくれて、100人集客できる」みたいなシミュレーションはたいてい外れます。フォローしてくれる人と、商品を購入してくれる人は別人だからです。フォローはしてないけど、お店に行ったり、商品を買ったりしている人のほうが多数派です。フォローの延長に、購入があるわけではないのです。
また、フォロワー数よりも、フォロワー数の増やし方のほうが重要です。売上目的なのに、プレゼント企画やいいね周り・フォロー周りでフォロワーを増やしても、売上にはつながりません。
たしかに、SNS運用代行では、フォロワー数や再生回数を増やすことはできます。しかし、売上を増やすには、SNS運用代行の業務範囲だけでは絶対に不可能なのです。
SNS運用代行の要注意キーワード
SNS運用代行を依頼する時に注意すべきキーワードがあります。それは、「バズ」「フォロワー獲得」「低価格」です。これらのキーワードが当てはまる場合、経費以上の売上アップは期待しないほうがよいです。
売上アップに重要なのは、SNSの運用代行ではなく、マーケティングだからです。実際、弊社のクライアントは、フォロワー数が300人未満にも関わらず、フォロワー10,000人を超える隣の店舗より、集客に成功しています。フォロワー数を重視したお隣の店舗は今も尚、集客に苦戦しているとのことです。
売上アップのために、SNS運用代行を探すのはやめましょう。運用代行に支払うお金で、事業を前に進めるための施策に経費を使ったほうがうまくいきます。
SNS運用代行が成功するパターン
SNS運用代行が成功するパターンは次のとおりです。
- 大手企業の場合
- 予算が潤沢にある
大手企業の場合
大手企業の場合は、SNS運用代行を依頼しても問題ありません。もともと商品やサービスの知名度があれば、SNS経由で売ることも難しくはないでしょう。TVCMのように不特定多数の人にリーチできればいいので、バズる合理性も出てきます。大手企業と、中小企業のSNS運用は方法が全く異なるので注意が必要です。
予算が潤沢にある
大手企業でなくとも、予算が潤沢にある場合は、人を一人雇うと思って、依頼するのも悪くありません。月収30万円の社員を雇用する際にかかる年間のトータルコストは415万円〜515万円と言われています。外注なら年間360万円なので、経費削減になるでしょう。もちろん、月に30万円を運用代行に使って、うまくいくかは別問題ですが、契約を切りやすいメリットもあるので、人を雇うリスクに比べたら非常に小さいです。
この2つのパターンに当てはまらないのに、売上目的でSNS運用代行を選ぶと失敗するのでご注意ください。
SNSは自社運用がおすすめ
SNSは基本的に、自社で実施することをおすすめします。運用代行の経費を回収できるほど、SNS集客は簡単ではありません。また、実施するリソースがない場合は、SNSをやらないという選択肢が最適解になり得ます。
ある程度、リソースを確保したうえで、SNS運用を実施する場合は、ローコストのWebマーケティング顧問がおすすめです。必要に応じて、アドバイスを受けSNSを運用することで、間違いなく、事業を前に進めることができます。
優秀で高単価な人材を採用するより、普通の人材にマーケティング顧問のサポートをつけたほうが安上がりですし、リスクもありません。
売上アップが目的の方は、ぜひ運用代行ではなく、Webマーケティング顧問のご利用をご検討ください。弊社の壱万円顧問なら、右肩あがりの売上増を実現できます。方向性は間違わないので、うまくいくかどうかは、貴社のリソース次第です。