郵便局広告の効果が気になる方へ。
株式会社キュリーの荒井と申します。つい先日、弊社のお客様から「郵便局広告は効果がありますか?」とご質問をいただきました。しかし、実際に出稿した経験がなかったので、適当に回答するわけにはいきません。
とても良い機会だったので、弊社も郵便局広告を出して、実証してみました。郵便局広告の出稿を検討されている方はぜひ、参考にしてみてください。
郵便局広告のメリット
実証結果の前に、郵便局広告のメリットを整理します。
- チラシを配るより安い
- TVCMのような信頼感
- 優しいプッシュ型
チラシを配るより安い
今回利用したのは、郵便局の空きスペースにチラシを置いてもらう広告です。空きスペースとはいえど、しっかりとしたラックに設置してもらえました。
正確な料金は、公式サイトをみていただくとして、4週間で4,000円でした。郵便局の規模によって、郵便局のランクがあり、そのランクに応じて、料金も変わってきます。たくさん人が来るような大型の郵便局であれば、当然ランクも高いです。置くスペースによって、料金も異なります。
どのランクにせよ、普通にチラシを配るよりも圧倒的に安いです。この安さは、他にないメリットと言えるでしょう。
TVCMのような信頼感
郵便局広告には、審査があります。申し込みするまでは「審査がめちゃくちゃ厳しいのでは?」なんて思いましたが、なんなく通りました。「マーケティング顧問」という士業ではない、無形商材だったので、心配していましたが、問題なかったようです。
おそらく、審査内容は「誇大表現」をみているのではないかと感じました。「絶対によくなる」みたいな表現だと、審査にひっかかるのではないでしょうか。ただ、これはあくまでも想像なので、実際の審査内容はわかりません。
とはいえ、「郵便局の広告審査に通った」というだけでも見方によっては、信頼度をアップできます。郵便局で広告されているものが「詐欺商材」だとは誰も思わないでしょう。テレビCMもただの広告ですが、TVCMで流れている企業は無条件に信頼できますよね。郵便局広告もそのようなイメージで活用できます。
優しいプッシュ型
郵便局広告なので、一応プッシュ型の広告です。
プッシュ型としては、テレアポや、フォーム営業、チラシ配布、FAX営業などと、一応は同じカテゴリーに入ります。このようなプッシュ型広告は1,000人中999人に迷惑をかけて、1人に購入していただく手法なので、あまりやりたくない方も多いでしょう。
しかし、郵便局広告は、プッシュ型である一方で、誰も傷つけない広告です。興味のある人だけがチラシを持っていくので、心優しい人にはうってつけの広告といえます。
郵便局広告の効果がありませんでした
2ヶ月ほど、郵便局広告を出稿しましたが、効果はゼロに等しかったです。
これは、郵便局広告が悪いのではなく、弊社の商材が悪すぎました。もちろん、2ヶ月程度で、集客効果があるなんて、毛頭思っていませんが、ホームページへのアクセスが全く増えていなかったです。サービス名での検索回数にも影響はありませんでした。
アクセスが月に1回や2回でも増えてくれるのであれば、続けてみる価値はあると思いましたが、全くのゼロであるなら、リスティング広告やブログ記事で、特定の悩みを抱えた人のアクセスを獲得したほうが費用対効果が良いです。
出稿する前から分かってはいましたが、相性の良い商材は、明らかにBtoCです。飲食店やサロン系の、パイが広く、利用頻度が高い商売でないと、うまくいかないでしょう。
そのような意味では、地域密着型の広告とはいえ、士業系も厳しいです。不特定多数に向けた広告は、最低3年で浸透すると言われています。1箇所であれば、年間5万円程度なので、3年で15万円です。広告としては、破格の金額ですが、長期的なスパンで考えないと、郵便局広告はきっとうまく活用できません。
郵便局のスタッフの対応が素晴らしかった
今回は、あくまでもひとつの経験として、話のネタとして、郵便局広告を出稿しましたが、決して無駄ではなかったと感じています。何より、郵便局のスタッフの対応がとても丁寧でした。月に4,000円程度の広告主など、無視されてもおかしくない存在にも関わらず、最初から最後まで丁寧に接客していただけました。
「窓口に行って、広告を出したい」と申告するのですが、嫌な顔だったり、面倒そうな顔だったりされることもありませんでした。ほぼほぼ、申し込みがないであろうイレギュラーな業務ですから、嫌がられると思いましたが、心配なかったです。
したがって、郵便局広告を検討されている方は、ぜひ一度、窓口に行ってみることをおすすめします。特にBtoCの一般的なサービス事業者におすすめしたいです。
即効性のある集客方法
今回、郵便局広告を出稿してみて、改めて感じたことがあります。それは、ブログ記事の集客の強さです。実際、この記事を読んでいる方の大半が、同業者や関係者を除き、「集客にお悩みのある方」なのではないでしょうか。
このような特定の悩みを持った人を集めるのは、不特定多数向けの広告では時間がかかりすぎます。弊社では、SNS集客も支援しておりますが、SNS集客も、不特定多数が見る媒体なので、すぐに集客にはつながりません。
一方で、やはりこのような記事からの訪問者は、すぐお問い合わせにつながります。もちろん、読んでもらうのは簡単ではありませんが、読んでもらったら本当に早いです。
もし、集客につながる記事を作りたいと思ったら、ぜひ、弊社の記事作成代行サービスのご検討をお願いします。即効性があり、費用対効果の高い集客方法は、ブログ記事一択です。