美味しいのに客が来ない理由|飲食店の落とし穴

集客方法

飲食店を中心に集客支援をしている「Webマーケティングの壱万円顧問」の荒井と申します。当記事では、お客様が来ないとお悩みの飲食店に向けて、原因と対処法をお伝えします。

弊社が支援する飲食店は、美味しいのに、なぜかお客様が来ないとお悩みだった方がほとんどです。それでも、皆様、実際にお客様が増えていますので、ぜひ参考になれば幸いです。

実際に身近で支援しているので、「SNSでバズらせましょう」みたいな机上の空論は言いません。

美味しいのに客が来ない理由

基本的な考えとして、料理が美味しいのは当たり前です。どの飲食店も、さまざまな制約のなか、美味しい料理を出そうと努力しています。もちろん味だけで集客できるお店もありますが、とある条件が整っていないと難しいので、後述します。

美味しいのは当たり前という前提のもと、お客様が来ない理由は次のとおりです。

  • 立地が悪い
  • マーケティング不足
  • 評判が悪い
  • 需要の問題
  • 価格設定

各理由を詳しくみていきます。

立地が悪い

美味しいのに客が来ない最も明白な理由の一つが立地条件です。駅から遠い、目立たない通りにある、人通りが少ない地域など、アクセスしにくい位置にあると、客足が減少します。特に新規客を獲得するには、立地は非常に重要な要素となります。既に評判があり、ファンがついている場合は例外ですが、多くの場合、良い立地であるほど集客力は高まります。

マーケティング不足

立地が悪ければ、悪いほどマーケティングに力を入れる必要があります。そもそもお店が知られていない可能性も高いです。立地がよければ、勝手に調べて、勝手に来てくれます。ふらーっと立ち寄る人も多いでしょう。立地が悪ければ、まず、知ってもらう努力から始める必要があります。

評判が悪い

知られていても、お客様が来ない場合があります。それは、口コミが悪い場合です。料理が美味しくても、お店としての評判が悪ければ、選ばれません。いまや口コミが可視化される時代です。看板を見て気になって、お店の名前で口コミを検索する人がほとんどでしょう。口コミはもちろん、導線をしっかりと設計し、集客の妨げとなっている要素をいちはやく特定することが大切です。

需要の問題

いくら美味しい料理でも需要がなければ、来店されにくいです。逆に需要があっても、そのジャンルの激戦区ではお客様を奪われる確率も増えるでしょう。そのお店の地域では、どのような料理が求められているかリサーチし、理解することが大切です。

価格設定

少ない認知度で集客するには、価格設定が肝です。つまり、100人に広く知ってもらって1人に来ていただくのではなく、10人中1人が来てもらうような設計が必要となります。そのひとつが、価格設定です。価格設定にメリハリをつけて、集客できる商品を作りましょう。原価率から逆算して、一律に価格設定する方法では、魅力的な商品は生まれにくいです。

美味しさだけで集客する方法

味だけで集客するにはいくつか条件があります。

  • すでに固定客を抱えている
  • 資金力がある

各条件を詳しく解説します。

すでに固定客を抱えている

すでに固定客を抱えている料理人などは、多少立地が悪くても、ついてきてくれます。固定客で地盤を固めつつも、新規客も増えていくので、生存確率が高くなるでしょう。有名店で長年修行してきた方などが、該当します。有名店で修行してきたという説得力も相まって、まさに味だけで集客できる店舗です。

資金力がある

味だけで集客したい場合も、結局は資金力が要ります。口コミだけで新規からリピーターになるまでの長い期間を耐える必要があるからです。また、広告費をかけない場合でも、良い立地に出店しないと、知ってもらえません。広告なしで、立地もよくない場合、知ってもらうまでの期間がますます長くなり、体力勝負になってしまうでしょう。味だけで勝負できる店舗は、固定客や資金力が必要不可欠です。固定客や資金力が十分でない場合は、広告などのマーケティングに力を入れることをおすすめします。

味以外で集客する方法

味以外で集客する方法は、主に2通りです。

  • 良い立地か広告で集客
  • コンセプトで集客

各方法を解説します。

良い立地か広告で集客

極論ですが、味がまずくても集客できます。リピートはされませんが、新規だけで回収し切るビジネスモデルの店舗もあるでしょう。

味はどちらかというと、リピートされる要因になる方が大きいです。新規集客には、味よりも知ってもらうことがとにかく重要です。裏を返せば、味が美味しくて認知系のマーケティングがうまくハマれば、鬼に金棒です。「味が美味しいのに、客が来ない状態」は伸びしろしかありません。

コンセプトで集客

スポーツバー、メイドカフェ、シーシャバーなどが該当します。行く目的やコミュニティが形成されている場合は、多少立地が悪くても、目的があるので集客しやすくなります。もはや、ご飯は二の次で、ご飯以外の目的を達成できるかどうかが重要です。

美味しいのに、お客様が来ないとお悩みの方は、コンセプトを追加したり、絞ったりすると流れが変わります。業態転換とは言わないまでも、ターゲットを変えるだけでも、集客が楽になります。

まとめ

美味しいのに、集客できない理由の大半が認知不足です。また、認知も広がれば良いわけではありません。認知のためによくインフルエンサーを活用したり、動画をバズらせたりしようとしたりする人がいますが、それは非効率です。

大切なのは、ターゲットとなる見込み客に確実にアプローチすることです。バズやインフルエンサーを使ったところで、見込み客にリーチできるとは限りません。そして、なにより重要なのが、情報を受け取った人が確実に行きたくなる導線づくりです。少ない見込み客に対して、高い確率で来店してもらう必要があります。

弊社のマーケティング支援サービス「壱万円顧問」を利用すれば、お客様が来店しやすくなる環境を提供できますので、ぜひご検討ください。

美味しいのに、お客様が来ないお店ほど、ポテンシャルをもっています。

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