とっとこ〜走るよハム太郎〜♪
人気のハムスターと言えば、「ゴールデンハムスター」と「ジャンガリアンハムスター」です!!
この2種のハムスターは、小動物を扱っているペットショップならどこでもだいたいいます。
どちらも可愛くて、迷ってしまいますねー。
同じハムスターでも「ゴールデンハムスター」と「ジャンガリアンハムスター」は、見た目だけではなく性格が異なり飼いやすさが違います。
今回は、子供の頃から様々なハムスターを飼育してきた私が経験を混じえて「ゴールデンハムスター」と「ジャンガリアンハムスター」を比較していきます。
ハムスター好きは「Happy HAMSTER(ハッピーハムスター)」がおすすめ
「ハッピーハムスター」というハムスターが主人公のアナログカードゲームを知っていますか?
「ハッピーハムスター」はこれまでに第3弾ものシリーズが出ている、ハムスター好きに人気のアナログカードゲームです。
クラウドファンディングにも成功し、ファンの間でも愛され続けています。
また3弾それぞれで遊び方も異なるので、楽しみ方も様々です。
事情があってハムスターを飼えない方は、ぜひこちらの「ハッピーハムスター」で遊んでみてはいかがでしょうか。
ハムスターを飼いたくても飼えない子供へのプレゼントにも最適です。
「ゴールデンハムスター」と「ジャンガリアンハムスター」の見た目を比較
見た目の違いを比較していきましょう。
- 「ゴールデンハムスター」は種類が豊富
- 「ジャンガリアンハムスター」は小さいドワーフハムスター
大きさや毛色を詳しく見ていきます。
「ゴールデンハムスター」は種類が豊富
「ゴールデンハムスター」は、体長14cm〜17cmで体重は約100〜200g。
「ゴールデンハムスター」は他のハムスターと比べると、ペットとしての歴史が長いので毛色の種類は豊富です。
よくアニメや漫画で見る白とオレンジのハム太郎のような柄は、ゴールデンハムスターでも野生色がモデルとなっているそうな。
近年人気のあるクリーム色の「キンクマ」と呼ばれている種類もゴールデンハムスターです。
その他シルバーやブラック、イエローなど様々な毛色があります。
「ゴールデンハムスター」は毛質の種類も豊富で縮毛や長毛、サテン、無毛など様々です。
「ジャンガリアンハムスター」は小さいドワーフハムスター
「ジャンガリアンハムスター」は体長7cm~13cm、体重は約30~40gでゴールデンハムスターの半分くらいの大きさです。
小さいのでドワーフハムスターと呼ばれています。
毛色はノーマル、サファイア、プディング、パール、インペリアル、パイドなど。
ノーマルの個体は、野生色で背中の黒いストライプがはっきりとしています。
サファイアはノーマルよりも背中のストライプと全体の色が薄めです。
プディングは体毛が全体的に明るく、イエロージャンガリアンと呼ばれることもあります。
パールはペットショップによってはスノーホワイトという名前で売られていることもあり、毛色の分け方はショップによって異なるでしょう。
「ジャンガリアンハムスター」は「ゴールデンハムスター」と比べると、毛色や毛質の種類は少ないです。
「ゴールデンハムスター」と「ジャンガリアンハムスター」の性格と飼いやすさを比較
続いて性格を比較していきましょう!
- 「ゴールデンハムスター」は人懐っこいので飼いやすい
- 「ジャンガリアンハムスター」は個体差が大きい
それぞれの性格を見ていきます。
「ゴールデンハムスター」は人懐っこいので飼いやすい
ゴールデンハムスターは、ハムスターの中でも人懐っこく飼いやすいでしょう。
私はゴールデンハムスターを3匹飼ったことがありますが、どの子もうちに来てから2週間ほどで手のりハムになりました。
人間を怖がることはなく、ゲージに人間が近づくと出して欲しくて近寄ってきます。
ゲージから出して散歩をさせていたら、いつの間にか自分でゲージに帰って寝ていた子もいて頭の良さも伺えました。
名前を呼べば顔を出すようにもなります。
自分の名前を覚えていると言うよりは、「お!人間の声だ!!開けろー!出してくれー」って感じでしょうか。
「ジャンガリアンハムスター」は個体差が大きいので飼いにくいことも
「ジャンガリアンハムスター」もこれまでに3匹飼ったことがあり、繁殖をしたため10匹ほど世話をしましたが性格は個体によってバラバラでした。
「ゴールデンハムスター」よりは喜怒哀楽がはっきりしており、様々な表情を見せてくれるでしょう。
嫌な時は「チチッ」って鳴いたり、驚くとひっくり返ったりします。
1匹は警戒心が強く手を噛む子もいました。
「ジャンガリアンハムスター」は一般的に噛み癖が比較的多い種類とされており、メスよりもオスの方が温厚な場合が多いです。
ゴールデンハムスターよりは慎重に性格を見極めて、ちょっとずつ慣らしていく必要があるでしょう。
初めてハムスターを飼うのなら、ゴールデンハムスターの方がおすすめです。
ハムスターを複数飼いするならどっち?
続いては、複数飼いに向いているのはどちらなのか見ていきます。
1匹では寂しかろうと、複数飼いを考えている方もいるでしょう。
結論から言うと、
- 「ゴールデンハムスター」は複数飼いに向いてない
- 「ジャンガリアンハムスター」は相性による
といった感じです。
「ゴールデンハムスター」は複数飼いに向いてない
ゴールデンハムスターは、同種同士の縄張り意識が強いらしく複数飼いには向いていません。
生まれながらに同居飼育した姉妹の場合には喧嘩せずに暮らしてくれることが稀にあるようですが、ほどんどの場合は大人になると縄張り争いの喧嘩をしてしまいます。
相手を殺傷したり捕食してしまうこともあるので、一般的には1匹ずつ分けて飼った方が良いでしょう。
ちなみに私の飼っていたゴールデンハムスターは、友達のハムスターと姉妹だったのでたまに会わせてみましたが喧嘩せず仲良く一緒に寝たり遊んだりしていました。
離れ離れにすると相手の方に寄っていきたがるような動きもしていたので、結局は相性や性格によるのではないでしょうか。
「ジャンガリアンハムスター」は相性による
一方「ジャンガリアンハムスター」は、一般的には相性が良ければ複数飼いができるとされています。
ただ性格が合わない同士だと頻繁に喧嘩をしてしまい、場合によっては相手を殺傷したり捕食してしまうこともあるので注意が必要です。
「ジャンガリアンハムスター」は個性の差が顕著なので、やはり一匹ずつ分けて飼うのが無難でしょう。
また「ジャンガリアンハムスター」の幼獣は、メス・オスの区別がつきにくいです。
我が家のジャンガリアンハムスターは姉妹だと思っていたのに、実は兄妹だったために繁殖をしてしまいました。
ペットショップにメス同士だと言われたにも関わらず違ったので、複数飼いする場合はちょっと成長してからメス・オスを自分でもしっかり確認した方が良いでしょう。
ハムスターを繁殖させるならどっちがおすすめ?
素人が安易に繁殖させるのはあまり良くないと言う意見があります。
が、子供の頃に動物の繁殖を経験するのは命の不思議と大切さが分かって良い勉強になりますね。
私は小学生の頃にハムスターの繁殖に立ち会えてよかったと思っています。
繁殖をさせてみたいのなら、どちらかと言えば「ジャンガリアンハムスター」の方がおすすめです。
子供が生まれた後は、オスを別のゲージに分ける必要があります。
ゴールデンとジャンガリアンとでは、個体の大きさが倍ほど違うのでまわし車やゲージの大きさがスペース的に小さいジャンガリアンの方が楽です。
またゴールデンはジャンガリアンよりも多産なので、里親を探すとなると大変でしょう。
生まれた子供を里親に出さずに飼う場合にも比較的多数飼いがしやすいと言う点で、ジャンガリアンはおすすめです。
ハムスターの原産地と歴史を比較
飼育する上ではあまり関係ありませんが知識として、「ゴールデンハムスター」と「ジャンガリアンハムスター」の原産地と歴史を比較していきましょう。
- 「ゴールデンハムスター」は幻の動物と言われていた
- 「ジャンガリアンハムスター」はシベリアから中国北部に分布
それぞれの野生下での生態も見ていきます。
「ゴールデンハムスター」は幻の動物と言われていた
「ゴールデンハムスター」の分布域はシリアとトルコの国境付近と言われており、生息密度が少なく限定的です。
農地開発によって生息域が破壊され、害獣として駆除されたことで生息数減少してしまいました。
1930年にシリアで捕獲されたメスと幼獣12匹が実験動物として飼育されます。
飼育下での繁殖に成功して、ペットとしての飼育が始まりました。
1930年に捕獲し繁殖されるまでは「幻の動物」と呼ばれており、野生のハムスターはほとんどいないようです。
「ジャンガリアンハムスター」はシベリアから中国北部に分布
「ジャンガリアンハムスター」の原産地は、カザフスタン共和国とシベリアから中国北部です。
中国のジュンガル盆地(ジャンガリア)に生息しているから「ジャンガリアン」という名前になったのだとか。
しかし、実際にはシベリアに多く分布しているため「シベリアンハムスターと呼ぶのが妥当だ!」とする学者もいます。
冬になると毛が白く変化するので、欧米ではウィンターホワイトハムスターと呼ぶこともあるようです。
野生では1日に3km以上もの距離を走るので、飼う場合にはまわし車が必須ですね。
「ゴールデンハムスター」と「ジャンガリアンハムスター」の寿命を比較
ハムスターを飼うと必ずお別れもやってきます。
飼う前に寿命のことも知っておかなければならないでしょう。
平均寿命 | |
ゴールデンハムスター | 2-3年 |
ジャンガリアンハムスター | 1-3年 |
ハムスターの平均寿命はおよそ3年ほどです。
特に野生のジャンガリアンハムスターは1年で寿命がやってくると言われています。
しかし、室内で適切な環境で飼えば寿命が3年まで伸びるということです。
個体差も大きいですが、食事・温度管理・衛生管理・運動など欠かさなければ、より長生きさせることも可能でしょう。
いずれにしてもハムスターは比較的寿命が短めの生き物です。
その他、人気のハムスターをご紹介!
「ゴールデンハムスター」と「ジャンガリアンハムスター」以外の珍しいハムスターを飼いたい方に向けて軽く他のハムスターもご紹介しましょう。
ペットショップには、以下のようなハムスターも売っています。
- ロボロフスキーハムスター
- キャンベルハムスター
- チャイニーズハムスター
- トリトンハムスター
「ロボロフスキーハムスター」は、もっとも小型のハムスターで動きがすばしっこいハムスターです。
人間には懐きにくいですが、複数飼いには比較的向いています。
「キャンベルハムスター」は、外見が「ジャンガリアンハムスター」に似ていますが最も野性味が強いハムスターです。
ワイルドなハムスターを飼いたいという方にオススメできます。
「チャイニーズハムスター」は、他のハムスターより尾が長いのが特徴です。
おとなしい性格で頭が良く、人にも懐きやすいでしょう。
「トリトンハムスター」は、珍しい種類のハムスターです。
実験動物として飼われていましたが、人懐っこいのでペットとしても飼育しやすいでしょう。
種類だけでなく個体の個性もある為、実際にペットショップで触れ合ってから迎えることをおすすめします。
- 「ゴールデンハムスター」のが毛色・毛質の種類が豊富
- 初めてハムスターを飼うなら「ゴールデンハムスター」
- 複数飼いするなら「ジャンガリアンハムスター」
- 繁殖させるなら「ジャンガリアンハムスター」