株式会社キュリーの荒井と申します。当記事をご覧の方は、Web集客の丸投げを検討している方が多いのではないでしょうか。
しかし、Web集客の丸投げは、絶対に失敗すると断言できます。その理由について解説していきましょう。
代替案もお伝えしていますので、ぜひ最後までご覧ください。
Web集客の丸投げはやめとけ!絶対に失敗する理由
これまで、Web集客の丸投げサービスや丸投げ外注を利用している事業者を数多く見てきました。そこで得られた発見としては、基本的に失敗するということです。
なぜ、Web集客の丸投げが失敗するのでしょうか。論理的に考えてみましょう。
安すぎるのがすべての元凶
仮に、月額5万円で丸投げできるサービスがあるとしましょう。受注側として、費やせる時間は、よくて10時間です。マーケティング人材は安くても、時給5,000円程度が相場なので、ちょうど10時間の計算になります。
まず、毎月10時間の作業程度で集客できるほど、ビジネスはあまくありません。不要な分析やレポートだけ提出されて、終わるのが目に見えています。
また、よくよく考えればわかりますが、月額5万円のサービスで時給5,000円のマーケターに10時間稼働させたら、受注側の企業に利益がでません。したがって、ランクを落として、時給の安いマーケターをアサインするか、時給5,000円で稼働時間を減らして利益を残すしかないでしょう。
そもそも、時給制のマーケターに、自力で集客できる人材はいません。自分のビジネスに自分で集客できれば、時給で稼働する必要がないからです。
いずれにしても、この時点でWeb集客の丸投げがいかに厳しいかわかったかと思います。特定のサービスを否定する意図は一切なく、ビジネス構造的に厳しいです。
発注側の理解不足
うまくいかないのは、Web集客の丸投げ業者だけの責任ではありません。誤解をおそれずにいうと、発注側にも大きな問題があります。そもそも、事業で最も大切な「集客」を丸投げしてうまくいくと思うことが、Web集客への理解不足です。月額数万円で、Web集客がうまくいくのであれば、全員成功しています。
月額数万円の予算で成功に導けるマーケターは、ほんの一握りで、また、そのようなマーケターは、予算の少ないプロジェクトには絶対参加しないというジレンマがあります。
制作だけで集客はできない
Web集客丸投げの範囲にもよりますが、綺麗なLPやホームページの制作だけで集客できるわけではありません。LPやホームページは、あくまでも受け皿に過ぎないので、そこに人を集めるために時間かお金をかける必要があります。つまり、ホームページの運用や広告運用が必要不可欠なのです。
「その運用を丸投げしたい」との気持ちは理解できますが、やはり予算が足りていません。予算が足りていないからこそ、支援できる時間も足りなくなります。それでも外注でなんとかしたい場合は、記事に力を入れるしかありません。
この記事のように、検索から人が来ることで、自動的にお問い合わせを増やすことができます。月数万円の予算でも集客がうまくいく、残された唯一の手法と考えています。
関連記事:ホームページ集客ができない6つの根本原因|成功するロジックを完全網羅
Web集客の丸投げがうまくいくパターン
Web集客の丸投げがうまく行くパターンは2つしかありません。
- 月の予算が数百万円以上
- すでに集客スキームが完成している
それぞれのパターンを詳しく、解説します。
月の予算が数百万円以上
「数百万円以上」とかなり曖昧な表現ですが、要は専門のチームを複数人で組める予算がある場合は、丸投げでもうまくいくでしょう。もちろん、全員フルコミットです。
このケースでは、顧客理解や商品理解をする時間もあるので、成功の確率が高まります。また、少なくない予算が組まれるので、責任重大で、会社に愛着も湧くでしょう。規模が大きくないと、真似できないのが難点です。
すでに集客スキームが完成している
すでに、Web集客のスキームが完成している場合は、あとは作業者を雇うだけです。作業者を雇うだけなので、外注でもいいですし、時給の高いマーケターも必要ありません。
本来、丸投げや外注をするなら、このパターンが理想的です。むしろ、スケールしている勢いのある企業のほとんどがこのパターンともいえます。
デメリットは、集客スキームを完成させるまでに、多大な投資を必要とすることです。また、アクセルを踏み込むリスクテイク思考や勇気も兼ね備えています。
Web集客コンサルティングも厳しい
Web集客コンサルティングもうまくいくケースが少ないです。理由は次のとおりです。
- コンサル料金のコストに事業者側が耐え切れない
- ノウハウを吸収し切れない
各理由を解説します。
コンサル料金のコストに事業者側が耐え切れない
Web集客コンサルはピンキリですが、相場は10万円〜30万円です。Web集客を必要としている事業者は、Webだけでなく、集客そのものに困っているケースが多く、この予算を捻出できる余裕がないのが現実でしょう。
その状況下において、月額30万円は正直、回収するのが困難です。また、Webマーケティングは改善ありきで考えていく必要があります。改善すべきタイミングに、もはやコンサルに支払う予算が残っておらず、契約終了してしまっているケースも決して珍しくありません。
改善前提だからこそ、長くお付き合いしていけばいくほど、Web集客はうまくいきやすくなります。
ノウハウが正しいとは限らない
月額30万円払えば、必ずノウハウを吸収できるわけでもなく、コンサルは当たり外れが大きいです。特に大手企業出身の優秀に見えるマーケターでも、予算ありきのマーケティングが得意のケースも多々あります。
予算が少ないマーケティングと予算が潤沢なマーケティングは別物なので、経歴の凄いマーケターにお願いしたからといって、絶対にうまくいくとは限らないのが難しいところです。
また、Webサイトの分析や改善提案だけで、Web集客がうまくいくと思ったら大間違いです。むしろ分析は、集客できているビジネスがより効率よく集客するために行うものです。根本的に集客できていない場合は、分析など無意味なので、注意しましょう。
Web集客丸投げの代替案
Web集客丸投げの代替案を提示します。
- 広告
- SEO
- SNS
広告
Web集客において、まず重要なのは、サイトを見てもらうことです。どんなに綺麗なサイトを開設したからといって、勝手に人が来ることはありません。
そこで活用するのが、広告です。広告を打てば、サイトへの流入は少なからずあります。もちろん流入させるターゲットも重要になってきますが、100人が見て1人が購入してくれたら、ある程度の規則性は掴めるでしょう。
Web集客丸投げの数万円だけでは、圧倒的に予算が足りていません。丸投げの数万円+広告予算数百万円(月間)のようなケースではうまく行く可能性も微レ存ですが、その場合は、20%の手数料で広告代理店にお願いしたほうがよいです。
SEO(記事集客)
広告予算をかけたくない場合は「SEO」なんて言われますが、「SEO」が施されたサイトを開設したからといって、勝手に人が来ることはありません。検索キーワードに対して、想像力を働かせ、記事を書く必要があります。
この記事でいえば、「Web集客をどこかに丸投げしたい」と考えている方に向けて、事実をお伝えし、失敗させないために書いています。幸いなことに、この記事を見た人からのお問い合わせはかなり多いです。1日1件はお問い合わせいただいております。
まさにこの記事こそ、「SEO集客」と言えるでしょう。SEO集客は、「検索キーワード」によって、悩みや考えがある程度、わかるので、お問い合わせに繋がりやすいという特徴を持っています。
もちろん、ただ単に記事を書けば読まれるものではありません。SEOを意識した記事を作るだけでは不十分で、読まれない記事は電子ゴミと言われても仕方ないです。弊社の記事作成代行サービスをご利用いただければ、この記事同様に、読んでもらうことは可能なので、ぜひご相談ください。一度書いてしまえば、長期間使えるのも記事のメリットです。
記事作成代行の発注を絶対に失敗させない考え方|集客を成功させるロジック
SNS
無料といえばSNSですが、SNS集客は難易度が高いです。かなり端的にいうと、需要のあるコンテンツを毎日投稿し、毎日フォロワーと交流しないと、おすすめに載りません。どのプラットフォームでも基本は変わらず、ユーザーの滞在時間の獲得が重要になってきます。
さらに、おすすめに載って、バズっても商品は売れません。バズると、本来のターゲット外に拡散されるわけですから、100円ショップにハイブランドのカバンを定価で置くようなものです。たくさん人が来ても、そこで高級バッグが売れることは皆無でしょう。
一方、適切なターゲットに届けるという意味では、SNS広告は効果があります。ハイブランドが好きな層にハイブランドの商品を届けられるので、ターゲット層における認知拡大には最適です。
とはいえ、SNSは意図的に情報収集をするのではなく、なんとなく見ているケースも多いため、即効性で考えるのであれば、やはり検索キーワードに対して、記事を書くような手法が手っ取り早いです。
Web集客丸投げがうまくいかない理由のまとめ
- 月数万円の人件費でWeb集客がうまくいくわけない
- 事業で最も大切な「集客」を丸投げしてはいけない
- 丸投げしたい方にとって、最も現実的な手法は記事からの集客
予算やリソースが少ない場合のWebマーケティングは「何をやらないか」が重要です。SEO、MEO、SNS、Web広告、あれもこれもやるべきとなっていませんか。
Webマーケティングで失敗する人の大半が、あれもこれもと手を出しすぎています。Web集客がうまくいく秘訣は、リソースの選択と集中です。
その中でも、やはり記事集客をおすすめします。ホームページに読まれる記事を追加することで、お問い合わせが自動で来やすくなるでしょう。この記事が何よりの証拠です。