オウンドメディア運用をご検討中の企業様へ。
Webマーケティングの「壱万円顧問」を提供している荒井と申します。
私は、オウンドメディアを確実に成功に導くことができます。直近の実績として、SEO支援を通じ、1年間の運用で5,000PVから60,000PV、2年間の運用で100,000PVに増やすことに成功しました。
しかし、昨今のオウンドメディアおよびSEO環境を鑑みると、非常に難易度が高いです。特に、オウンドメディア支援会社の実績に乗るような会社はそもそもポテンシャルが高く、誰が運用しても成功できるケースが大半です。その事例をもとに、無名の企業が真似したところで、基本的に失敗するでしょう。リソースが潤沢な企業と、少ない企業では戦い方がまるで異なります。
そこで当記事では、オウンドメディアが失敗する本当の理由と、成功の秘訣をさわりだけお伝えします。少しでも参考になれば幸いです。
オウンドメディアが失敗する本当の理由
オウンドメディア失敗する理由は次のとおりです。
- 記事を増やしすぎる
- 需要のないコンテンツを作り始める
- コンテンツの質が低い
- 被リンクを増やしすぎる
各理由を解説します。
記事を増やしすぎる
「オウンドメディアはコンテンツの数が重要。記事が多ければ、その分流入数も増えて、サイトの評価が高まる」というのが通説かと思います。しかし、その通説はあまり鵜呑みにしないほうが良いです。
流入数が増えてサイトの評価が高くなるのは、ある意味事実ですが、評価以上にアクセスが増えると、アップデートで落とされます。昨今のSEOでは、会社の実力以上にアクセスは増えないようになっていると考えても差し支えないでしょう。この環境下で、記事数を増やしたところで、サイトの評価が分散してしまいます。
かなりの極論を例として出してみます。
10ページのサイトで平均順位10位のポテンシャルを持つサイトがあるとしましょう。このポテンシャルで100記事を作ると、平均順位が100位になってしまうイメージです。平均順位10位なら、少なからずアクセスがありますが、100位ではアクセスは皆無でしょう。実際はここまで単純ではありませんが、考え方としては、サイトのポテンシャルをいかに記事に巡らすことができるかが重要です。
この考えがないと、社内アピールのためにとにかく記事を量産し続けるという愚行が生まれる傾向があります。1年で10ページしか作っていないサイトと、1年で100ページ作ったサイトなら、基本的には後者が評価されやすいでしょう。
記事は増やせば、増やすほどメンテナンスも必要になるので、記事数をKPIにおいている企業は危険信号です。
需要のないコンテンツを作り始める
「企業の考え方をもっとたくさんに伝えたいから、SEOでなんとかしよう」
このような考えのもと、オリジナルコンテンツと銘打って、発信するケースを散見してきました。
考え方としては、否定できませんが、そもそものブランド力や知名度がないと、企業の考え方など誰も興味ありません。
この記事を書いている株式会社キュリーの理念に興味のある人は皆無でしょう。この記事を読んでいる大半の人が、「オウンドメディア運用」について詳しく知りたいと考えているはずです。
愛社精神が強い人に多く見られがちですが、思いを発信すれば、誰かに届くと考えてしまいます。「自分たちに誰も興味はないんだ」というところからスタートしないと、良いコンテンツは作れません。
コンテンツの質が低い
基本的な構造として、優秀な社員は現場に駆り出されるので、コンテンツを作成するリソースがありません。暇な社員に、高品質な記事を作らせるのも酷でしょう。そこで活用するのが外部ライターなのですが、外部ライターは、検索結果にある二番煎じの記事しかかけないので、当然質の高いコンテンツにはなりません(ごく稀に憑依して、質の高い記事を書いてくれるライターもいますが希少種です)。
自画自賛するわけではないですが、この記事のレベルが書けるライターは正直、どこにもいないと思います。文章力はきっと、ライターのほうが高いですし、読みやすいと思いますが、この記事は実体験そのものです。オウンドメディアを実際に成長させたことのある人にしか書けないでしょう。
もちろん、そもそもの評価が高いサイトであれば、質の低い記事でも上位表示できますが、誰でもうまくいくので、運用で困ることはありません。
被リンクを増やしすぎる
オウンドメディアで大切なのは、組織としての成功体験です。たくさん記事を書いても、成果につながらなかったら存続が危ぶまれます。そして何を隠そう、オウンドメディアは被リンク獲得が重要になってくるのですが、最も簡単に被リンクを集める方法が他サイトとの相互リンクです。
被リンク0に比べたら、相互リンク5のほうがきっとアクセスは増えます。しかし、これを成功体験と捉えてしまうと、相互リンクが目的となって、被リンク営業に力を入れ始めます。今でさえ、被リンク営業に躍起になっている企業もあるくらいです。
リンクは重要ですが、順位操作のための相互リンクはガイドライン違反です。また、リンクパターンも同じなので、Googleにすぐに検出されてしまうでしょう。被リンク営業に力を入れるだけのオウンドメディアに未来はありません。
特に外部のSEOツールAhrefsなどのDRをKPIにして、その数値をあげることが目的になっている企業は危険信号です。DRをKPIにすると、グレーな被リンクだけが増えていくので、アクセスが激減する未来が待っています。
2年で月間5,000PVから100,000PVに増やした方法
直近の実績として、2年で5,000PVから100,000PVに増やしたことがあるとお伝えしました。しかし、この数値自体に、何も意味はありません。なぜならジャンルによって、獲得できるPV数は上限が異なるからです。極端な話、漫画村みたいなサイトであれば、月間45億PVになりますが、歴史書村みたいなサイトで、月間45億PVいくのは不可能でしょう。
とはいえど、これまでメディア運営を通じて、たくさんの集客を行なってきたのは事実です。その前提のもと、PV数を増やした方法を共有します。
- 記事数をコントロールする
- 強いキーワードを狙いすぎない
- 被リンクをもらう習慣をつける
これをやるだけで、オウンドメディアとしては、軌道に乗せることができます。詳しく解説していきましょう。
記事数をコントロールする
記事の前半では、オウンドメディアが失敗する理由をお伝えしてきましたが、基本的にはその反対のことをやればいいだけです。
その中でも簡単にできるのは、記事数のコントロールです。自分のサイトのポテンシャルから、適切な記事数を発見しましょう。少なすぎても多すぎてもダメです。
こればかりは、サーチコンソールなどを確認しつつ、経験から導き出すしかありません。あるいはメンテナンスできる範囲から、考えてもよいでしょう。1,000記事になったとして、すべてリライトするリソースが今の組織にあるか考えてみてください。100時間で10記事作るより、100時間で1記事作ったほうが、メンテナンスもしやすく良い結果が待ち受けているでしょう。
強いキーワードを狙いすぎない
基本的に誰もが思いつくようなキーワードは、ポテンシャルの高い企業たちが牛耳っています。そこで戦うのは、時間とお金の無駄なので、弱めのキーワードを狙いましょう。100PVで1CVさせるのではなく、10PVで1CVを狙うのです。
狙い目キーワードの見つけ方は、検索結果が全てです。例えば、Yahoo!知恵袋が上位表示されている場合、狙い目になります。では、Yahoo!知恵袋が表示されるようなキーワードの見つけ方が気になるでしょう。その答えは、壱万円顧問のユーザーだけにお伝えします。むしろこの記事でさえも、ノウハウをお伝えしすぎて、クライアントに怒られてしまうかもしれません。
オウンドメディアを展開していくうえで、狙いたいキーワードは最初に計画を練ったほうがうまくいきます。適切なキーワード設計が知りたければ、とにかく検索画面と向き合うことです。
被リンクをもらう習慣をつける
被リンク営業は、自爆施策なので今すぐやめましょう。被リンク獲得で重要なのは、都度リンクを貼ってもらうカルチャーづくりです。日々の営業活動で、被リンクをもらえるシーンは多々あるはずです。共催セミナーや、コラボイベントなどなど。
調査結果系のプレスリリースは正直、微妙ですね。小手先のテクニック感がある被リンク施策はどれも限界がきます。会社の活動に被リンク獲得を巻き込むイメージで運用するのがベストです。昔とは異なり、SEOは会社の実力以上の結果を出してくれません。
以上、オウンドメディア運用の解説でした。オウンドメディア運用でお困りの方は、ぜひ弊社にご相談ください。オウンドメディアとして成長できても、会社の成長に直結するとは限りません。弊社では、会社の成長から逆算して、オウンドメディア戦略を設計することができます。月額1万円で正しい方向に導きます。