
ゲームをカジュアルに楽しむだけならPS4 Proは不要です。
しかし、PS4でゲーム配信・実況するのであればProも必要になってくるでしょう。
そこで当記事は、ゲーム配信・実況をしたい方に向けてPS4とPS4 Proを比較します。
動画の画質にこだわりたい方はPS4 Proがおすすめです。
まずは単純にスペックを比較してみましょう。
表にしました。
PS4 | PS4 Pro | |
定価(税抜) | 34,980円(1TB),29,980円(500GB) | 44,980円 |
寸法 | 約265×39×288mm(幅×高さ×奥行き) | 約295×55×327mm(幅×高さ×奥行) |
重さ | 約2.1kg | 約3.3kg |
配信品質 | 720p/60fps対応 | 1080p/60fps対応 |
ゲーム画質 | フルHD(1080p)対応 | 4K(2160p)対応 |
Wi-Fi速度 | ◯ | ◎ |
処理スピード | ◯ | ◎ |
できる限りわかりやすくするためざっくりと書いています。ご了承ください。
ゲーム配信をされない方にとって、PS4 Pro最大の目玉は4K対応、処理能力向上、Wi-Fi速度向上がメインとなります。
ゲーム配信・実況を新しく始める方はPS4 Proがおすすめ
ゲーム実況をするにあたってPS4 Proがおすすめの理由は以下の通りです。
- PS4 Proは1080p配信に対応
- PS4 ProはYouTubeで60fpsに対応
それぞれの理由について見ていきましょう。
PS4 Proは1080p配信に対応
PS4 Proならそれ単体で1080p配信に対応しています。
ゲーム実況において画質の綺麗さは生命線です。
汚い画質で人気を博することは難しいでしょう。
実際、人気YouTuberのHikakinさんのゲーム実況動画を見ても、1080p60fpsで配信しています。
なお、ProでないPS4は720pのHD画質での配信です。
PS4 ProはYouTubeで60fpsに対応
fpsとはframe per secondの略で動画の1秒あたりの静止画枚数を表します。
この数値が高いと静止画枚数が多いわけですから、よりリアルな世界に近いヌルヌルとした感じを味わえるでしょう。
通常、多くの動画では30fpsです。
ところがPS4 ProではYouTubeで「1080p60fps」配信に対応しています。
この数値は現在の技術ではほぼ限界の処理能力です。
それをPS4Proは1台で処理してくれます。
なお現行モデルのPS4でも「1080p60fps」を実現すること自体は可能です。
ただし高機能なキャプチャーボードが必要になってきます(ない場合は720p60fpsが限界)。
高機能なキャプチャーボードをお買い求めの方はAVERMEDIA社のキャプチャーボードを購入しておけば問題ないでしょう。
PS4のゲーム配信・実況で用意する機材
PS4のゲーム配信おける必要な機材は以下の通りです。
- マイク(自分の声を入れる方のみ)
- プレイステーションカメラ(顔出しする方のみ)
- 背景スタンド(あるとベター)
PS4の場合はたったのこれだけで、ゲーム実況・配信が可能です。
なおインターネット環境はあることを前提に話を進めていきます。
ゲーム配信の際は、安定した環境をあらかじめ用意しておきましょう。
必要なものを詳しく解説していきます。
マイク
声なしゲーム実況もないわけではありませんが、やはり「実況」というくらいですからほとんど方が自分の声を入れています。
その時、必要なのがマイクです。
PS4にはマイクが同梱されていますがあまりおすすめできません。
それはマイクの性能が低いからです。
プレイステーションカメラ
顔出しされる方はプレイステーションカメラを利用しましょう。
通常ゲーム実況で顔出しされる場合はカメラが別撮りになり、少々手間がかかります。
しかしプレイステーションカメラを使えば、簡単な設定だけで一緒に写り込ませてくれるので非常に便利です。
そんなわけで、PS4でゲーム配信される方はぜひプレイステーションカメラを使って自分を撮影しましょう。
こんなに簡単に顔出しできるのはプレイステーションカメラ以外にありません。
背景スタンド(あるとベター)
【ノーブランド品】写真撮影用背景スタンド バックグラウンドサポート (高さ75cm-200cm×幅110cm-200cm) 専…
こちらはあってもなくても構いません。
ただし、自分の部屋に自信がなく、生活感溢れるのが嫌な方は利用しましょう。
ちなみに背景布は青か緑がおすすめです。
背景を青か緑にして「クロマキー」という設定を行えば、バックを透過させることができます。
背景を透過すれば、自分以外何も映らなくなるので、部屋を見せたくない方はぜひ利用しましょう。
【レビュー】PS4 Pro単体でゲーム配信を行ってみた
それで実際にPS4 Pro単体でゲーム配信を行ってみたわけですが、まさに最高でした。
理由は主に3つです。
- 1080p/60fps対応
- 顔出しが楽
- とにかく楽
それぞれの理由について解説しましょう。
1080p/60fps対応
1080p/60fps対応がやはり一番大きいでしょう。
ゲーム配信をするなら、60fpsはまだしも1080p(フルHD)には対応しておきたいところです。
もしも、従来のPS4だけで1080p配信に対応していたなら、私はProを買わなかったでしょう。
いわば、1080p配信がPS4 Proを買った決め手となります。
高いお金を出してキャプチャーボードを買うくらいなら、多少の痛手は我慢してPS4 Proを購入するという判断です。
顔出しが楽
またそれだけではありません。
顔出しでゲーム配信するにあたってPS4だと楽に設定できます。
というのも、PS4にPlayStation(R)Cameraをつけるだけだからです。
なお、PlayStation(R)Cameraには新旧のモデルがありますが、新型がおすすめです。
機能的には変わりませんが、旧モデルに比べ物理的に設置しやすくなっています。
カメラは角度や位置が重要ですから、迷わず新型を選択しましょう。
ちなみにPS4の機能を使った顔出し配信はこんなイメージです。

PS4とPlayStation(R)Cameraだけで立派な顔出し配信ができるのは大きなメリットと言えるでしょう。
とにかく楽
顔出しが楽なことを含め、PS4でのゲーム配信は本当に楽です。
従来の方法で、顔出し配信するには以下のようなステップが必要となります。
- キャプチャーボードを使ってPCとPS4をつなぐ
- WEBカメラと必要に応じてマイクを装着
- 配信ソフトを使って流す
一方でPS4の顔出しゲーム配信に必要なのは他に、TVとPlayStation(R)Cameraだけです。
マイクも同梱されています。
つまりPS4におけるゲーム配信はとにかく手軽なのです。
唯一PS4のゲーム配信の弱点をあげるとするなら、それは画質です。
これまでは、720pまでしか対応していませんでした。
そこに、PS4 Proの登場です。
PS4 Proなら、それ一つで1080pまで対応しています。
だからこそ、ゲーム実況及び配信においてPS4 Proは価値があるのです。
ゲーム配信プラットフォームのTwitchとYouTubeはどっちがおすすめ?
YouTubeもTwitchも両方おすすめです。
その際、以下のような順序でやるのが一番いいでしょう。
- Twitchで生配信
- Twitchで配信した動画をダウンロード(ワンクリックで簡単です)
- ダウンロードした配信動画を編集してYouTubeにアップロード
YouTubeとTwitchの両方で投稿・配信するメリットは、双方のユーザーにアプローチできることです。
しかもTwitchからYouTubeへのエクスポートならものすごく簡単にできてしまうのでやらない手はないでしょう。
ちなみにYouTubeからTwitchへのエクスポートはできなくもありませんが、ものすごく面倒なのであまりおすすめはできません。
だからこそのTwitch→YouTubeという流れです。
双方のユーザーにご視聴いただくためにもぜひ、YouTubeとTwitchの両方使って配信・投稿を行いましょう。
Twitchの特徴

両方使って投稿する上でも双方の特徴を知っておくことは非常に大事です。
まずはTwitchの特徴から見ていきましょう。
- 世界最大級のゲーム配信プラットフォーム!日本にはまだ馴染みがない?
- YouTubeとは期待する役割が異なる
世界最大級のゲーム配信プラットフォーム!日本にはまだ馴染みがない?
Twitchは世界最大級のゲーム配信プラットフォームです。
世界最大級の割には日本ではまだそこまで馴染みがないでしょう。
実際にTwitchの中身を覗いて見ても、日本人ユーザーよりも外国人ユーザーの方が目立ちます。
これでもだいぶ増えてきた方なのではないでしょうか。
日本においてもTwitchは徐々に侵食し始めています。
世界で流行っているものはいずれ日本でも流行る宿命なのです。
ですから、ゲーム配信を考えている方は今がチャンスと言えます。
本格的に流行る今だからこそ、様々なTwitchユーザーと交流し、先行利益を得たいところです。
YouTubeとは期待する役割が異なる
TwitchとYouTubeの違いは編集にあります。
Twitchは主にゲームを配信する場です。
一方のYouTubeは綺麗に編集したものをアップする場だと割り切った方がいいでしょう。
まずYouTubeで長い動画は人気者でもない限り見てもらえません(検証済み)。
ですからYouTubeにおいては編集して、動画をアップした方が見てもらえる可能性はかなり高いです。
対するTwitchですが、そもそも動画を編集してアップするようなサービスではなく、配信しながらリスナーさんと交流するためのサービスです。
ですからTwitchでは逆に動画は長ければ、長いほど喜ばれるでしょう。
リスナーさんは交流を求めているのです。
このようにYouTubeとTwitchでは明らかに違いがあります。
だからこそ、双方に投稿することはメリットがあるのです。
YouTubeの特徴

続いてはYouTubeの特徴について見ていきましょう。
ポイントは同じく3つです。
- YouTube LIVEもある
- Twitchの可能性を見出せない方はYouTube LIVEを使ったほうがいい
- 投稿動画は15分以内がおすすめ
YouTube LIVEもある
「YouTubeは編集して綺麗に仕上がったものを投稿する場」とお伝えしましたが、実際はそれだけだけではありません。
YouTubeにはYouTube LIVEというサービスがあります。
つまりTwitchと同じ機能です。
どうしてもYouTubeだけで戦いたい方はYouTubeを利用しましょう。
Twitchの可能性を見出せない方はYouTube LIVEを使ったほうがいい
Twitchに可能性を見出せない方は普通にYouTubeを利用した方がいいです。
それは1点集中によるパワーが生まれるからです。
YouTubeをやるからには、チャンネル登録をしてもらう必要があります。
YouTubeではLIVE配信と投稿とチャンネル登録してもらえるチャンスは2回です。
LIVE配信をTwitchにすると、1回分チャンネル登録のチャンスが減ってしまいます。
そんなわけで、Twitchの可能性にかけられない方は普通にYouTubeで配信した方がいいでしょう。
もっともどちらにおいても最初はほとんど誰も見てくれません。
YouTubeだからという有利不利はないと考えておいた方がいいでしょう。
投稿動画は15分以内がおすすめ
YouTubeで動画投稿する際ですが、ゲーム実況の場合は15分以内をおすすめします。
特に明確な根拠はないと思いますが、なんでも「人の集中力は15分で切れる」ということに起因しているそうです。
またゲーム実況でない場合の動画では5分以内がセオリーだと言われています。
いずれにせよ、人気者でない限り長い動画が見られることはほとんどありません。
いくらサムネイルを綺麗にしたところで、動画時間が長過ぎればほとんどクリックされることはないでしょう(体験済み)。
そんなわけで、YouTubeに動画投稿する場合はとにかく短めを意識しましょう。
YouTubeとTwitchのデメリット
それぞれのデメリットをお伝えしましょう。
YouTube LIVEで配信したものを編集するのは正直非常に面倒です。
詳しくは割愛しますが、Twitchの方がダウンロードできるのではるかに楽だと言えます。
一方でTwitchでの配信動画には保存期間があります。
Twitch | 無料会員 | 有料会員($8.99) |
保存期間 | 14日間 | 60日間 |
いずれにせよ、YouTubeのようにずっと保存されるわけではありません。
以上、両者にはそれぞれ弱点があります。
だからこそTwitchとYouTubeの双方で配信・投稿するのがいいのです。
PS4(プレステ4)のおすすめ機能一覧
PS4(プレステ4)のおすすめ機能は主に4つです。
- 豊富なアプリケーション
- シェア機能
- シェアプレイ
- ゲーム
それぞれ見ていきましょう。
PS4(プレステ4) 注目の機能「豊富なアプリケーション」
PS4は様々なアプリケーションをダウンロードすることができます。
具体的には以下の通りです。

PS4とインターネット環境があればこれらのサービスを簡単に利用することができます。
もちろん、基本的にはどれも有料ですので注意しましょう。
シェア機能
ゲーム配信に興味のある方ならこちらの機能にも興味を持つはずです。
PS4はコントローラーのボタンひとつで自分のプレイ動画をシェアすることができます。
シェア先もTwitter、Facebook、YouTube、Twitchとかなり豊富です。
このシェア機能の仕組みは自動常時録画です。
シェアボタンを押すまでの15分間がビデオクリップとして生成されます。
他にはライブ中継もできます。
「15分では物足らない」という方はぜひライブ中継機能を利用しましょう。
これぞまさに「Theゲーム実況」です。
ライブ中継もとても簡単に行うことができます。
シェアプレイ
PS4の「SHARE」でできるのはゲームプレイ動画の配信や共有だけではありません。
ゲーム自体もシェアすることができます。
シェア機能を用いて、自分のプレイしているゲームにフレンドを招待しましょう。
そうすれば、相手はゲームを持っていなくても一緒に遊ぶことができます。
その逆も然りです。
ただし、一部PlayStation®Plusに加入する必要があるのでお金はかかってしまいます。
ホスト(所有者) | ビジター | |
画面の共有 | 無料 | 無料 |
ビジターがホスト(所有者)に変わってプレイ | PS Plus 加入必要 | 無料 |
一緒にゲームをプレイする | PS Plus 加入必要 | PS Plus 加入必要 |
なお、PS Plusは1ヶ月476円(税抜)〜です。
PS Plusはオンライン対戦もできるようになるので、必要な方はぜひ登録しましょう。
PS PlusはPS4の機能がもっと広がります。
ゲーム
これまでPS4のゲームラインナップはあまり豪華とは言い難いものでした。
しかし現在、ソフトのラインナップはかなり出揃っています。
「まだいいソフトがないからPS4は買わない」
こんなことは既に言えなくなっています。
PS4なら欲しいゲームがすぐに見つかるでしょう。
以上が、PS4の主な機能です。
エンタメ周りならPS41台あれば十分でしょう。
- ゲーム配信をしない人にとってPS4 Proは「4K対応」「処理速度向上」「Wi-Fi速度向上」が大きな目玉
- ゲーム配信をする人にとっての目玉は「1080p/60fps配信対応」
- PS4 Proなら映画も4Kで楽しめる
- 高画質で配信するならPS4 Proがおすすめ
- 声に自信のない方はマイクを使おう
- 顔出しするならプレイステーションカメラがあると楽
- 生活感を出したくない方は背景スタンド+背景布がおすすめ
- Twitchで配信したものをダウンロードして、編集してからYouTubeにアップしよう
PlayStation 4 Pro ジェット・ブラック 1TB (CUH-7200BB01) お好きなダウンロードソフト2本セット(配信)
PS4とPS4 Proはどっちがおすすめ?