Webマーケターがゼヒトモを使ってみた!サクラはいませんが、しつこいです

集客方法

ゼヒトモを利用しようか考えている方へ。

Webマーケティングの「壱万円顧問」を提供している荒井と申します。

当記事では、Webマーケティングの事業者が実際にゼヒトモを使ってみた感想をお伝えします。ゼヒトモを使おうか迷っている方は、絶対に参考になるので、ぜひ、最後までご覧ください。サクラやしつこさなど、非常にリアリティのある内容になっているかと思います。

ゼヒトモを利用した理由

そもそもなぜ、Webマーケターなのにゼヒトモを利用したのか。それは、ひとつの集客チャネルになれば良いと感じていたからです。さまざまな集客方法がある中で、自動で見込み客を獲得できるのであれば、かなり安いと思います。

ゼヒトモには、こう記載がありました。

応募課金型のゼヒトモは、お客様に連絡を取る最初の1回だけ、334円(税込)〜 かかります。

BtoBで、1リード334円はかなりの破格金額なので、やらない理由はないと思います。しかし、1リード334円などという、うまい話は当然あり得ません。

100コイン (16,700円)

ゼヒトモはコインを使って、見込み客とマッチするシステムです。ジャンルによって、コインの消費数は異なりますが、マーケティングジャンルの場合は、1マッチで10コイン消費されるので、実質1,670円かかります。

また、10コイン消費されたからといって、必ずお客様と連絡が取れるわけではありません。ジャンルにもよりますが、10人に1人繋がれば良いほうだと思うので、CPAで換算したら、16,700円です。

ただ、16,700円で商談化できるのであれば、決して悪くない数字です。実際、私もゼヒトモから売上に繋がっています。この「悪くない数字」という概念を理解できない人は、おそらくゼヒトモを使わないほうが幸せです。

ゼヒトモの利用をやめる理由

しかし、弊社はゼヒトモの利用をやめようと考えています。理由はいくつかあります。

  • コインを消費させようとサポートの電話がしつこい
  • オートチャージを止めると、マッチングできない
  • 客層をコントロールできない
  • マッチ直後の自動メッセージにリンクを貼れない

具体的に説明していきましょう。

コインを消費させようとサポートの電話がしつこい

「コインチャージしてください!」と直接的に、言われるわけではないですが、「ご状況を伺わせてください」の電話がかなりしつこいです。

なぜメッセージ1本で済むことを電話にしてくるかというと、単純明快でメールだと無視されてコインチャージしてもらえないからです。

そもそも、なぜオートチャージを切るのか、そこの顧客理解を怠ったまま、電話してくるので、結構迷惑です。定期的な電話に嫌気が差して、この記事を書いています。電話がしつこくて、困っている方もきっと多いはずです。

オートチャージを止めると、マッチングできない

このシステムがそもそもおかしいです。オートチャージを設定していると、スピードマッチという機能を利用することができます。いわば自動的にマッチングできるわけですね。

しかし、オートチャージを止めると、スピードマッチを利用できなくなります。「別にスピードマッチは利用できなくてもいいじゃん」と思われるかもしれませんが、1つの案件に対して、5事業者しかメッセージを送れないようになっています。当然、皆様スピードマッチを設定していらっしゃるので、5事業者は即埋まります。なので、実質オートチャージを設定している事業者以外は、案件に参加できないというわけです。参加できる場合もありますが、5分もしないうちに埋まります。

「SUICAでオートチャージ設定していないと、電車にほとんど乗れないよ」という状況に置き換えれば、やっていることがいかにおかしいかは理解できると思います。

客層をコントロールできない

ではなぜ、オートチャージを止めたくなるかというと、客層をコントロールできないからです。

ネットには、「サクラだらけ」なんて言われていますが、それはないと思います。透明性がないので、いると言われても仕方ないとは思いますが、それはさすがに大袈裟ですし、バレた時のリスクも高いです。

ただ、ひとつ言えるのは、客層があまりにも潜在的すぎるということです。マッチングした相手なのに、ゼヒトモが何かも知らないケースもありましたし、普段からゼヒトモを使っているわけではないので、連絡の取りづらさにも繋がっています。

結局、こちら側でリスト作成して、テレアポするのと全く変わりません。むしろ、相手が何も知らない状況のほうがやり易さもあります。一般ユーザーからしたら、いろんな事業者から連絡がたくさん届くわけですから、「あなた誰ですか?」という感じになるのは、仕方ないでしょう。一方で、ゼヒトモを認知している人は、ゼヒトモに仕事を依頼していると思っているので、それはそれで、ややこしいです。

マッチ直後の自動返信メッセージにリンクを貼れない

スピードマッチ用に、自動メッセージを作るわけですが、そこにリンクは貼れません。なぜリンクを貼りたいかというと、ホームページを見て理解した上で申し込んで欲しいからです。

あるいは、LINEのリンクを貼っておいて、登録してくれれば、定期的にコミュニケーションを取れるのに、それができません。

ゼヒトモが獲得する客層的に、理解促進やコミュニケーションは絶対必要なのに、その機能が用意されていないので、弊社の提供するビジネスとは非常に相性が悪かったです。緊急を要するタイプのサービスなら、ゼヒトモでも獲得しやすいと思います。

ゼヒトモ集客の仕組み

サクラサクラと言っている人に理解していただきたいのは、ゼヒトモ集客の仕組みです。

仕事を依頼したい人が、ゼヒトモを見ていて、そこに集まった人と事業者をマッチングしているわけではありません。聞いた話だと、ゼヒトモ自体は、Meta広告やYouTube広告を回してリードを獲得し、そのリードと事業者をマッチングさせています。

したがって、自分で広告を回せない人にとっては、悪くないサービスだと思います。マーケティングをやっていれば、相手と連絡が取れないことなんてあり得なくないですし、メッセージを送れる相手がいることに感謝すべきです。ゼヒトモもネットの評判を見ると、ひどい言われようでちょっと可哀想だと感じました。

ただ、事業者の理解を怠ったまま、売上重視で、しつこく電話で課金させようとしてくるので、評判の悪さは自業自得な側面も否めません。

しつこい、サクラだらけなど低評価が多い理由

最近、YouTubeでゼヒトモの広告をよく見かけるようになりましたが、個人的には、少し煽りすぎな印象を受けました。「ゼヒトモを使えば、誰でも年収〇千万円」みたいなイメージです。実際問題、その訴求方法が一番、ゼヒトモのユーザーを増やせるのでしょうから、この表現を否定するつもりはありません。

ただ、それで実際に集客につながらないのであれば、低評価の口コミを書かれても仕方ないでしょう。実際、ライバルが必ず出現する仕組み上、ゼヒトモだけで爆発的に売上を増やすのは不可能ですし、文句を言いたくなる気持ちもわからなくありません。

期待値をコントロールせずに、集客してしまうと、低評価はつきやすくなるので、これを読んでいる事業者の方もお気をつけいただけたらと思います。

自分で集客したほうが安いし、質も高い

私はWebマーケターとして、当然Meta広告も運用できます。正直、Meta広告を自分で運用できる人にとっては、ゼヒトモを挟む分、ライバルも増えますし、余計なマージンも生み出すので、良いことがありません。

たしかに、1商談16,700円は魅力的です。しかし、弊社に対する理解がかなり少ない状態の見込み客なので、そこから受注に繋げるには、かなりの営業テクニックを要しますし、理解してもらうための工数や人件費を、結局割く必要があります(インターネット系のBtoB事業者としては、このようなリードタイムや、ナーチャリングの重要性は常識ですが、ゼヒトモに登録するような小規模事業者は、そこまでの理解や余裕はないでしょう)。

したがって、ゼヒトモが獲得するような潜在層だと、電話で強引に顕在化させないといけないので、普通の人だとなかなかハードルが高いと思います。どんなクリエイティブで集客しているかも、わからないので、客層をコントロールできないデメリットも感じています。

本来、小規模事業者がやらないといけないのは、すぐにお客様になってくれる顕在層を見つけ出すこと。あるいは、潜在層と定期的にコミュニケーションを取り、事業に対する理解を深めていただき、必要なときに、お客様になってもらえる仕組みを作りだすこと。

この2点だけです。ゼヒトモを利用している限りは、電話で1本釣りするしかないので、この2点は実現できません。

私は、壱万円顧問というサービスを運営するにあたって、この2つの仕組みが構築されていますし、ゼヒトモを利用しないほうが、お客様になっていただきたい方を集客できるので、やめることにしました。

電話がしつこくなかったら、続けてもよかったのですが、それが決定打になりましたね。

そしてもし、この記事を読まれている方で、共感された方がいらっしゃいましたら、ぜひ「壱万円顧問」を利用していただきたいと思います。機械的な集客ではなく、個々にあわせた集客方法をご提案できます。

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