AI集客を検討している方へ。
Webマーケティングの「壱万円顧問」を提供している荒井と申します。
弊社は、「AI」をフックに「マーケティング支援」を訴求していた時期があります。しかし、いまやAIを訴求軸にすることはやめました。課題に応じて、AI活用を提案することは今もありますが、時期早々だったと感じています。
この記事では、AI集客のリアルをお伝えしていきましょう。
AI集客が失敗しやすい理由
そもそも論として、AIだけで集客するのは、非常に困難です。AI集客が失敗しやすい理由は2つあります。
- コミュニケーションを代替できない
- コンテンツが弱い
各々の理由を解説します。
コミュニケーションを代替できない
最も大きな理由はコミュニケーションです。コンテンツはAIでもある程度のものを作れますが、コミュニケーションはAIだと簡単にバレます。コミュニケーションなしにモノを売るのは、到底不可能です。
自動販売機なら、中身が有名商品なので、コミュニケーションがなくても売れるでしょう。しかし、AIで集客を試みようとする方は、おそらく大半が無名の商品を扱っているはずです。
AIからテレアポが来て、買う人はきっといません。しかし、人間からの電話であれば、「テレアポ」の手段が存在し続けている通り、売れる確率はあるわけです。集客の性質上、コミュニケーションの部分は人間が担う必要があるので、AIだけでの集客は正直、無理があります。
コンテンツが弱い
「プロンプト次第だよー」という人も多いですが、自分の専門分野にいたっては、AIに負ける気がしません。たしかに、まったく未知の分野で、60点、70点を取るのにAIは適しています。自分のアウトプットを100点に近づけるために、AIを使うのも良いでしょう。しかし、専門分野で単純にAIのアプトプットに負けるくらいなら、専門家を名乗らないほうがよいです。
実際、SNSで「AI」の良さをアピールしている人は、なぜか「AI」で発信していないです。「発信が好き」といいつつ、自分の言葉で発信していますが、結局、AIよりも「自分の言葉」のほうが強いのです。
AI集客は、AIがお客様を連れてくるのではなく、お客様を連れてくる最高のコンテンツを作るためにAIを活用すると考えたほうがよいでしょう。
たまにAI集客に成功しています
AI集客は基本的に、難易度が高いものの、弊社ではごく稀にAI記事からの集客があるのも事実です。前提条件は次のとおりです。
- 商品やLPがしっかりしている
- 導線が整っている
各条件を解説します。
商品やLPがしっかりしている
大前提として、商品やLPが作り込まれていないと、何をやっても売れないです。手前味噌ですが、弊社のWebマーケティングの壱万円顧問は、お客様からの満足度が高く、解約がほとんどありません。また、とりあえずページを見てくれさえすれば、成約につながるLPも設計できています。だからこそ、多少雑なAI記事から入ってきた人でも売れるのです。
AI集客をしたいという人は、「いま売れないから、AIの力でなんとかしてほしい」と願いを込める傾向があります。残念ながら、人の手で売れない商品やサービスはAIで売ることは不可能です。これはWeb集客の丸投げサービスにも同様のことが言えます。自力で売りきれないものを、丸投げしたところで売れるわけがありません。
AIはあくまでも、効率を上げるだけの手段だと認識しておく必要があります。
導線が整っている
集客の導線も重要です。基本的には、「AI→LP→購入」の導線になります。
ただし、AIコンテンツをどこに置くかが重要です。最も購入に繋がりやすいのは、「SEO x AI」です。特定の意図があって、検索している人が集まるので、多少雑な記事でも、LPに誘導さえできれば、購入に繋げることができます。
「SNS x AI」に関しては、コミュニケーションなしにオーガニックで伸ばし切るのが難しいので、そもそもターゲットにリーチできない可能性が高く、購入に結びつけるのが難しいです。広告を利用して、適切なターゲットにリーチすれば、AIコンテンツでも、もしかしたら可能性はあるかもしれません。
また、広告なしでコミュニケーション部分を人間が担い、インプレッションを獲得しにいく方法も考えられなくはありませんが、普通に人間が話したほうが早いですし、成約率も高くなります。
したがって、基本的にはAIで集客するなら、SEOがおすすめですが、「どの程度のサイトの力で、どの程度のキーワードを狙いにいくか」を判断できないと、絶対にうまくいきません。目立ちすぎても、順位を落とされますし、誰もみない記事を作っても、意味がないので、判断力が鍵となります。
集客におけるおすすめAI活用方法
AI集客は基本的に難しいですが、全くもって集客に活用できないわけではありません。おすすめの活用方法は次のとおりです。
- AIをフックに売る
- 画像生成
- ディープフェイク系
- 反応テスト
各々の活用方法を解説します。
AIをフックに売る
だいぶ落ち着いてきましたが、現在も「AI」であること自体に価値がある状態です。弊社も「AI」を訴求軸にしていたときは、今よりも高い金額で、サービスを売ることができていました。
しかし、問題点は、AIに期待しすぎている人が多く、「全部自動オートで楽々集客できる」みたいな発想をもった人が多く集まってしまうことです。この時点で、期待値コントロールに失敗しているので、集客できても、継続してもらうことが難しくなってしまいます。
したがって、AI系の情報商材屋のように、高単価で売り切ることや、AI活用系スクールのように実際、使えるかわからない活用術を売るのが一つの最適解になってしまいます。そのような商売を否定するわけではありませんが、自分のポリシーに合わなかったため、弊社ではAIをフックに売ることをやめました。
画像生成
画像生成こそ、最も、現実的な活用方法とも言えるでしょう。弊社の記事も画像生成を使用しています。注意点としては、画像生成や動画生成は特に、風当たりが強いことです。命を削って、イラストを描いている人からしたら、当然の反応でしょう。
現時点では、法整備が追いついていないので、完全アウトにはなりませんが、感情面を考慮し、生成画像や生成動画がメインになるようなコンテンツでお金儲けはしないほうが良いかもしれません。
ディープフェイク系
ディープフェイクも現実的な活用方法です。悪意のあるディープフェイクではなく、顔出しさせないためのディープフェイクです。顔出しはしたくないけど、顔出しコンテンツを作りたい場合に有効です。また、中の人が変わっても、同じコンテンツを提供し続けられるのも大きなメリットです。
ディープフェイク系は、「AI x 大人系」で頻繁に活用されています。大人ジャンルになると、AIだと判断できない層を引きつけることができるので、集客にも繋げやすいです。
反応テスト
ユーザーの反応テストにAIを活用するのも、有効的です。基本的に「コンテンツ」は作るのが大変で、一生懸命作ったからといって、見られるとは限りません。
しかし、AIを反応テストに活用すれば、見られるとわかった上で、自分の力作をぶつけることができます。この「AI集客」の記事も、最初はAI記事でしたが、アクセスが増えてきたので、急遽手直ししている状況です。
注意点としては、あまりにもやりすぎると、インターネット空間に電子ゴミを量産しているのと一緒なので、一般ユーザーに迷惑をかけてしまいます。倫理的に好ましくはないとわかっているものの、弊社では、アクセスが増えた段階で、人間の手によりオリジナルコンテンツに書き換えるようにしています。管理しきれなくなるので、量産も行なっておりません。
以上、AI集客の実体験エピソードでした。
タイトルの100年後はさておき、実際にAIで集客できているからこそ、リアルな内容だったかと思います。集客で最も重要なのは、コミュニケーションです。AIはコミュニケーション部分が不完全なので、人々が想像する完全オートの「AI集客」は現実的に、まだまだ難しいのではないでしょうか。
また、AIのアウトプット以上のオリジナルを生み出せない人に、集客は不可能です。この記事の内容も完全オリジナルなので、「AIには絶対書けない」という自負があります。
集客でお困りの方は、まず、オリジナルを見出しましょう。
そのためにも、ぜひ、Webマーケティングの「壱万円顧問」をご検討ください。壱万円顧問を利用すれば、オリジナルを創出し、集客に繋げることができます。